【花屋が解説】アレンジメントの日持ちとお花を長く楽しむための保管方法






【プロの花屋が教える!】アレンジメントの日持ちとお花を長く楽しむための保管方法


開店祝いや会社設立祝い、誕生日祝いなどお祝いでアレンジメント(フラワーアレンジメント)を贈る際に、実際にお花はどれぐらい日持ちするのか気になる方も多いと思います。実際に当店でも、お問い合わせやご予約の際にそのような質問を多くいただきます。
アレンジメントが届けられてからお店や企業ではどれぐらいの間お花が飾られているのか、ご自宅ではどういった保存方法でどういった手入れをすれば長持ちして楽しめるのか、ということをご説明させていただきますので、ぜひご参考にしていただければと思います。


アレンジメント(フラワーアレンジメント)の日持ち日数は?


アレンジメントの日持ちは、季節やお花を置いておく場所の気温などによって異なります。

1. 夏場・梅雨時期(暑い時期)は昼間常温で3日~5日・夜間常温で5日~7日程度


1年のうちで気温が最も上がる梅雨~夏(真夏)の間は、やはりお花の日持ちは短くなります。お花の種類によっても異なります。大前提として、花屋さんも仕入れたての新鮮なお花を使わなければならないということも関係してきます。花屋さん選びもそういうところに注意してください。

この時期のお花の日持ちですが、ご自宅にお花を飾る場合は、ご在宅中冷房がかかっていて昼間不在で常温で3日~5日。
会社や店舗内にお花を飾る場合は、昼間冷房がかかっていて夜中は常温で5日~7日程になります。
もちろん空調・常温の割合によって変わりますが、大体の目安としてこれぐらいの期間になります。



2. 秋~春(涼しい時期~寒い時期)は昼間常温で4日~6日・夜間常温で6日~8日程度


涼しかったり、寒くなる秋口から春までの間は夏場に比べると比較的お花の日持ちも良くなり、長くお花を楽しむことができます。
もちろん置き場所やお花を長持ちさせるための手入れをしっかりすることが大前提となります。

ではこの時期のお花の日持ちですが、ご自宅にお花を飾る場合、ご在宅中暖房がかかっていて昼間不在で常温で4日~6日。
会社や店舗内にお花を飾る場合は、昼間暖房がかかっていて夜中は常温で6日~8日程になります。
これらは置き場所によって、アレンジメントの日持ちがもっと良くなり長く楽しめるようになります。
その方法は、後程ご説明させていただきます。


アレンジメントを長持ちさせるためのポイント


こちらでは、アレンジメントをご予約する際に気を付ける”お花を長持ちさせるためのポイント”をご説明させていただきます。


1. 長持ちするお花を選ぶ


アレンジメントを贈る相手のイメージに合わせて贈りたいという場合は、そのイメージの花やカラーを花屋さんに伝えるとよいでしょう。
出来るだけ長持ちするお花を贈りたい場合は、持ちの良いお花を使ったアレンジメントを依頼する必要があります。
特にお花の種類にこだわらない場合は、花屋さんにおまかせすれば、花屋さんがそれに合わせて良い花を選んでアレンジしてくれます。

ご参考までに他のお花に比べて長持ちするお花の種類ですが、アルストロメリア・カーネーション・スプレーカーネーション・カスミソウ・マム・スターチス・蘭系(デンファレ・モカラなど)・ユリなどがございます。
ただ花屋さんによって常備しているお花は異なるので、使ってほしいお花だけ伝えてあとは花屋さんにおまかせすることがおすすめです。



2. 新鮮な状態でお花を贈るタイミングを考える


企業や飲食店・店舗にお祝いのアレンジメントを贈る際に、どのタイミングで贈ればいいか考えるかと思います。
開店・開業などお祝いの前日がいいのか、当日の開店・就業までに贈る方がいいのか。

通常お祝いのお花を贈るタイミングを考える時は、お祝い当日贈り先様が準備でバタバタして対応が難しい際は前日に贈り、実際は当日に贈る方が多い傾向にあります。
ただ梅雨時期や夏場など夜間でも湿気や気温が非常に高くなる季節の花贈りの場合は、前日ではなく当日に贈ることをおすすめします。


例えばプレオープンとグランドオープンがある場合は、お花の日持ちを考慮してプレオープンからグランドオープンまでの期間で考えると良いでしょう。
お祝い花はグランドオープン時にきれいな状態であることがベストなので、もしその期間が空いてしまう場合はグランドオープンに合わせて贈ります。

目安としては、期間が2日以内の場合はプレオープン、3日以上の場合はグランドオープンに贈ると考えてよいでしょう。
ただし真夏は生花になると日持ちがしないので、グランドオープンに贈ることをおすすめします。


アレンジメントのシチュエーション別の保管方法


1. お花を渡すまでの時間


車の中でお花を保管する場合


花屋さんでアレンジメントを受け取って、車でお花を直接持って行かれることがあると思います。
結婚記念日でお花を贈るのに、お店でお花を受け取り車でご自宅まで運ぶ時や、恋人にプレゼントするのに車で運ぶ時、取引先や知人のお祝いでお花を運ぶ時など。荷台や座席に置く際は、基本的にアレンジメントが倒れないように背もたれや壁などに着け、足元に何か重みのある物をかましてください。

そして梅雨時期や夏場は、車の中に置いておく際は冷房をかけて車内の温度を低く保つようにしてください。 秋から春までの比較的寒くなる時期は、なるべく暖房はかけずに常温を保つようにしてください。これはアレンジメントに限らず、花束やプロポーズ用のバラの花束の場合も同様です。
生花は乾燥に弱いので、どちらも空調の風が直接お花に当たらないように注意してください。



②自宅(店内・社内)でお花を保管する場合


結婚記念日で奥様にお花を渡すためにご自宅に持ち帰り渡すまでの間や前日にお花を受け取り翌日渡すためにご自宅でお花を保管する場合、送別会(退職祝い)で退職される方にお花を渡すまで社内や店内にお花を保管しておく場合など、お花を渡すまでに時間がある際にお花を新鮮なまま保つ必要があります。

暑い時期にお花を保管する場合:出来るだけ冷房がかかったお部屋や涼しい場所に保管するとより長持ちします。ご自宅に持ち帰り翌日にお花を渡す場合は、ご帰宅後、お花が挿さっているスポンジにお水を少し保水をしてスポンジが乾燥しないように注意してください。

寒い時期にお花を保管する場合:逆に暖房がかかっていないお部屋や玄関など室温が低い場所で保管するようにしてください。こちらも同様、スポンジの保水を忘れないように気を付けてください。



③お花を長時間持ち運ぶ場合


徒歩や電車などでお花を持ち運ぶ際は、出来るだけ真夏の直射日光を避けたり、真冬の建物内の暖房などに気を付けて持ち運んでください。出来るだけそれらを避けたルートを選ぶことをおすすめします。
長時間お花を持ち運ぶ場合は、受け取りやご予約の際にその旨を花屋さんにお伝えください。そうすると、花屋さんもお水の保水を多めにしてしてくれると思います。


2. お花をもらった後


①自宅でお花を保管する場合


ご自宅にアレンジメントを飾る場合、基本的には飾りたい場所に置くとは思いますが、より長持ちさせるためには、暑い時期は出来るだけ冷房の風が直接当たらない涼しい場所に置いてください。

そして、1日のうちで比較的涼しい朝にスポンジに保水して毎日メンテナンスするようにしてください。

特にお仕事や用事で朝から外出するという方は忘れないようにしてください。
昼間に長時間外出するという場合に、外出前に保水すると気温がグッと上がったお昼間だと保水してもすぐにお湯になってお花が枯れる原因となります。



②会社・店舗でお花を保管する場合


お客様や取引先様にお祝いでアレンジメントをもらい社内や店内に飾る場合ですが、
こちらはご自宅に飾る場合と違い、お客様の目に入る場所に飾るということが優先的になるので、なかなか場所を選ぶことができないかと思います。

よって、少しでも長持ちさせるために最低限の手入れをすることが重要になります。
出来るだけ空調の風を避ける、毎日こまめにスポンジに保水することを忘れないようにしてください。

店前に飾る際に、もし屋根があるなら直射日光を避けて屋根のある所に飾ることも大事だと思います。


まとめ


アレンジメントは、贈りたい相手に喜んでいただくために、綺麗な状態で渡してその後少しでも長く楽しんでいただくものだと思います。

そのために、お花のご予約する時の花選びや持ち運び・渡すまでの保管方法、長期間飾れるようにするための手入れのしかたをしっかり知っておく必要があると思います。
わからないことは花屋さんに気軽にお尋ねください。

当店も花市場で仕入れた新鮮なお花でお祝い花をお届けさせていただいております。
お花の配達をお考えの方、ご興味がある方は、ぜひ当店のホームページもご覧いただければ幸いです。


祝い花.com 神戸市北区の花屋 アークフラワースタジオ

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